賃貸を面白くするためのメルクマール(本館)

不動産業界の片隅でIT化の流れに身を任せつつ、賃貸をより面白くするために、あれこれと考える。

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情報屋からの脱皮@街の不動産屋(その3)

情報屋からの脱皮@街の不動産屋(その2)からの続き

不動産屋が「せんみつや」と揶揄される主因は成約型事業形態にあると思う。

近所のイケイケ系仲介業者がお部屋探しのお客様に「決めたらナンボ」で接しているのを、私は元付け業者として恥ずかしく思っている。
物件に対する説明がメチャクチャだったり、誇張表現、嘘すれすれの宣伝文句のオンパレード。重要事項説明時に「聞いてない」とのトラブルが多発している。
さらにきちんとした説明をした上で契約したとしても、入居後のトラブルやクレームは増加の一方だ。

これはどんな商売も最近抱えはじめた共通の問題だと思う。多くの人がネットで情報収集できることが商売を急激に消費者志向に変えつつあるのだ。
同様に貸主にも「所有者(資産家)」の立場から、お客様相手の商売をしている「事業者」への脱皮をはかってもらう必要がある。
そうなると貸主にも常に的確なアドバイスをする専門家が必要になりつつあるのだ。

私たちは借主、貸主のニーズにマッチした両者幸せな関係が入居中ずーっと続くような出会いをコーディネートするエージェントになるべきだ。
そのためにはいくらネットで親しみを持ってもらう努力をしたところで根本が「決めてナンボ」じゃダメ。事業モデル自体を変えないと。

物件紹介だけならコンビニだってできるのだ。
辻辻にあったタバコ屋はどこ行ったっけ?
不動産屋が「専門家」だと思っている消費者が一体どのくらいいる?

私が探求しなければならないのは「集客」や「決める」手法ではない。
入居中に様々な形で発生するトラブルに対する、法務面、倫理面で正しいジャッジ、そして解決する手法だ。またそうなる前の予防措置、良好なコミュニティを形成するためのあれこれ。さらに言えば、そこに適正な対価を求める努力だ。
(横道だけど時代に合ったコンセプトの物件供給も責務だと思ってます)

そして、そのスキルこそエンドユーザーにわかりやすい形で見せることができ、良い出会いが生まれるためのコンテンツにしていかなければと考えている。

「ご案内」と「ネット」しかできない営業は土日のみ時給千円のアルバイトに取って代わられるよ、マジで。
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  1. 2005/09/12(月) 20:52:12|
  2. 主義主張
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:7

コメント

ちょっときれいごとかも

おっしゃっていることはごもっとも。
でも、決めるのも大事。集客も大事。
情報サービス産業であることは間違いないのだから。

消費者志向になることも時代のトレンドだが、物件(家主の財産)を守る不動産屋も必要だということ。

この手のきれいごとばかり並べられると、正直わかってないなぁとも思う。

By 不動産自営業者
  1. 2005/09/11(日) 14:53:45 |
  2. URL |
  3. 不動産屋 #-
  4. [ 編集]

説明不足か?

専門家になることも重要だが、大家さんや入居希望者から相談を受けたら、弁護士や税理士のように相談料をもらうわけにはいかないわけで。
ビジネスモデルが確立出来ない以上、自営でやっていくためには「集客も大事、決定も大事」

経営者的視点からいえば、まだまだだ、ということ。

By 不動産自営業者
  1. 2005/09/11(日) 15:05:36 |
  2. URL |
  3. 不動産屋 #-
  4. [ 編集]

>この手のきれいごとばかり並べられると、正直わかってないなぁとも思う。

その言葉の裏側にある状況については良く存じ上げています。

>物件(家主の財産)を守る不動産屋も必要だということ。

もちろんPMをはじめ、家主の事業について収益の最大化を図るのがこれからの管理会社のつとめです。
収益の最大化=強引な営業手法ではない、という話しです。

たとえば、稼働率を上昇させるためには空室率を減少させるほかに別のアプローチがあるのをご存じでしょうか?
それは「退去させない」ということです。
入居中の住人に対してさらに快適に暮らしてもらうための設備てこ入れとか、コミュニティ内のイベント、入居年数に応じたポイントキャンペーンとか、いろんなアイデアがあります。

成約報酬型不動産業者には縁の無い話かも知れませんが。
  1. 2005/09/11(日) 15:57:13 |
  2. URL |
  3. たっくん #-
  4. [ 編集]

>情報サービス産業であることは間違いないのだから。

不動産という商品が金融商品として流動性を高めている昨今、非宅建業者の取扱高が鰻登りで伸びています。
賃貸物件の取り扱いを誰が取り扱って行くかは、おぼろげながら見え始めてきています。

「街の不動産屋」だけがプレイヤーでは無くなる日に、私たちは何をすれば良いかという話しです。
  1. 2005/09/11(日) 16:01:53 |
  2. URL |
  3. たっくん #-
  4. [ 編集]

>専門家になることも重要だが、大家さんや入居希望者から相談を受けたら、弁護士や税理士のように相談料をもらうわけにはいかないわけで。

確かに。もっと言えば、エレベータ、防災器具等の保守点検、リフォームや大規模修繕等、私自身が出来ないことばかりです。
でもそれらすべて承っています。
オーナーに一番近いところで、オーナーの利益を最大化するためのエージェントとして包括契約すれば良いことです。

弁護士だって手配しますし、必要あらば税理士を変えるお手伝いだってしていますよ。
  1. 2005/09/11(日) 16:07:53 |
  2. URL |
  3. たっくん #-
  4. [ 編集]

ちなみに

私は元付専門の不動産業者です。

確かに最近では、新宿渋谷などのイケイケ営業による不十分な営業のために、トラブルになりそうなことは多々ありますが、それを防ぐノウハウもたくさん用意してあります。
私が言いたいのは、成約報酬型不動産業者(いわゆる客付け業者)もひとつのチャネルであり、それをいかにコントロールするかも元付業者の腕の見せ所だということです。
元付も客付も相互に補完しあって初めて成り立つ業界ではないですか?
たくさんの営業マンを抱えて、相談料ももらえないビジネスモデルなのであれば、ある意味営業に特化するのは仕方ないのでは?

私が真に主張したいのは、他者に対する理解を示した上でないと、まるで客付業者全般が悪い、ひいては不動産業界全体がおかしいといったような印象を与えかねない、ということです。

失礼致しました。


  1. 2005/09/11(日) 17:39:14 |
  2. URL |
  3. 不動産屋 #-
  4. [ 編集]

>元付も客付も相互に補完しあって初めて成り立つ業界ではないですか?
>たくさんの営業マンを抱えて、相談料ももらえないビジネスモデルなのであれば、ある意味営業に特化するのは仕方ないのでは?

その前提が崩れていくだろうという私の勝手な予測に基づいて、「街の不動産屋」の将来の立ち位置について述べています。

ただ、ご指摘頂いたお話しは痛いほどわかります。
私の文章で成約型が不躾な商売を助長している主因だと書いてありますが、実際、あらゆる商売は商品とお金の引き替えで即時決済される成約型商売です。
それと何が違うのか。
その説明は一切していません。

言葉足らずで恐縮です。
これからも忌憚ないご意見お願い致します。
  1. 2005/09/11(日) 18:11:31 |
  2. URL |
  3. たっくん #-
  4. [ 編集]

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